セレモニーなどでムビラを演奏するとき、一緒に使われるのが「オショ」というマラカス。これもひょうたんから作られる。マラカスといっても、パーカッションとしての使うのではなく、ムビラが奏でる揺らぎの中へドラムのような「ビート」を打ち込む役割を持つ。これによって、涅槃的なムビラの音色に「生」というビートを加え、生の実感が生まれるのである。

  

写真左: オショを手にする地元男性
写真右: セレモニーでムビラの演奏にオショを合わせる

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ムビラの演奏が始まり、オショが乗り、音楽がいい感じであがってきた頃合いに、歌がゆるやかに入ってくる。ムビラの歌は「このように歌わねばならない」という決まりはなく、歌うというより語るといった感じに近い。歌だけでなく、ショナの人々が嬉しい時に発する雄たけびのような声やつぶやきも入る。

黒人音楽のヴォーカルと言えば、ソウル、ゴスペルなどに代表されるパワフルなヴォーカルスタイルが思い浮かぶが、ムビラに乗せる歌の歌い方は、あくまでもムビラの音に風を吹かせる感じである。ムビラの歌とは「川の流れ 風の流れ 自然の流れ」なのだ。

 


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