ある地元の人が30年間使用しているデゼ。このくらい風格が出てくるとジンバブエでもとても高価になる。ひび割れを丁寧に繕った痕跡に、また味がある。

乾燥が終わった状態。このあと上部をのこぎりで慎重に切り取る。
グラスファイバー製のデゼ。

ムビラは通常、上の写真のように大きなひょうたんの中に入れて演奏される。このひょうたんは「デゼ」といい、アンプの役割を果たしているもの。デゼを使用するとムビラの音が増幅されてとても大きく聞こえるため、演奏には不可欠なアイテムである。ひょうたんのことをショナ語で「カラバシ」というので、カラバシともいう。大きく形良いカラバシはそう多く収穫できるわけではないので、天然モノのデゼは貴重といえる。収穫後、中身をくりぬいて乾燥させ、ボトルキャップなどを付ける。天然モノのデゼは割れやすいため、ジンバブエではひびの入ったデゼを丁寧に修理して使い続けている人をよく見かける。

というわけで、天然モノのデゼは貴重なため、グラスファイバー(樹脂)でできたフェイクのデゼもある。落としても割れにくく、持ち歩きにもあまり気を遣わなくて済む。

 

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