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ムビラジャンクション 全国演奏キャラバン日記
 
 
 
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20038月 その2

 

■8月6日 能代〜大館〜弘前〜青森
八郎潟を横目で見ながらR7を進みます。途中、美味しいおそばなどを食べながら、大館市へ。渋谷駅前にたたずむ忠犬ハチ公の生地・大館で見たかったもの、それはもちろん「秋田犬」です!秋田犬に会いたくて、道を訪ねながら秋田犬会館へ行きました。

 

わーん!かわいい・・・。血統書付きの秋田犬「さつきひめ」ちゃんです。会館の玄関横の大きなケージにいました。秋田犬ってとっても足が長いんですね。

ここまでくると青森は目の前。次第に濃密になってくる山の緑がまさに「青森」を感じさせ、広がるりんご畑とモコモコした森の風景はとっても気持ちいい!。青森県内では各地でねぶたの真っ最中、青森ねぶた祭を一緒に楽しもうと友人のよしくんと待ち合わせていました。

ねぶたの期間中は、ライダー向けの大きな無料キャンプ場が青森のフェリー埠頭横に開設されます。こういう施設を用意してくれる心遣いはとてもありがたいことです。

さて、テント張りもそこそこに、ねぶた、ねぶた!


無料キャンプ場からねぶた会場までは遠いんですが、駐車する所もなさそうなので、ヒッチハイクしてねぶたコースまで行きました。着いてみると、ものすごい人、人、人・・・・

ねぶたが見えました。・・・!かっこいい!しかもあんなに巨大なものが工芸品としても美しい。初めて見ましたけど感動しました。ねぶたすごいよ。

ねぶたが何十基も繰り出すのに混じって、ハネト(跳ねる人=踊り手)、囃子手たちが続きます。日本の夏祭り気分が最高に盛り上がります。


ハネトには正装があるそうで、白地の浴衣に黄色・水色・赤のたすき、花笠、そして鈴を見につけ、足袋を履かなくてはなりません。ヒッチハイクで拾ってくれた地元の方の話によると、青森の人なら誰でも自前のねぶたの衣装を持っていて、しかもそういった衣装は代々受け継がれていくものなのだそうです。

鳶(とび)職人風の服装というのか、黒一色の祭り衣装の踊り手は「カラス族」と呼ばれ、なんというか、不良的な乱れた服装ということで禁止(?)されていました。「Stop! ザ・カラス族」というポスターが貼ってあったりします。ちょっとだけ笑ってしまったのは、カラス族を追放しようという テレビCM をやっていたことです(ローカル局でね)。


■8月7日 酸ヶ湯温泉〜五所川原
昼からちょっと足を伸ばして、十和田八甲田国立公園内にある酸ヶ湯温泉に行きました。ここはかねてから行ってみたかった温泉です。

酸ヶ湯温泉はその名の通り、酸っぱいような目にしみる感じの白濁泉。もう何にでも万能に効きそうなお湯です。もちろん肌はつるつるになるし体もホカホカ。混浴には「千人風呂」という大きな湯船があります。

←酸ヶ湯温泉

途中、八甲田のドライブウェイを通ります。こんな緑と木漏れ日のトンネルの緩やかなカーブがずーっと続いて、心が洗われます↑


このあと市内に戻って今夜も青森ねぶたを見物にいく予定だったのですが、酸ヶ湯温泉の休憩ロビーで偶然に見かけた新聞に「五所川原の立o武多(たちねぶた)」という記事が写真付きで載っていました。高さ22m、6階建ての建物と同じ高さのねぶたが出るという話。まじですか。こりゃ行かねば・・・。
というわけで、予定変更して五所川原市へ直行です。


「うっそぉー 何コレ?!」 私たち叫びっぱなしでした。デカすぎます。圧倒されるとはこのこと!それに青森駅周辺と違ってごく普通のアーケード商店街を通るので、その道の狭さ分ねぶたの高さが際立ってます。すごすぎです。

恐るべし、五所川原の立o武多


芸術点をつけるなら青森ねぶたに軍配が上がるのでしょうが、超ド級の迫力はこちらの方が感じました。ねぶたの基数も少ないし人出も青森ほどじゃないのですが、厳しい規制もなく、カラス族も楽しそうに参加してました。


ちなみに最終日には五所川原出身の歌手・吉幾三さんが登場したそうです。
それにしても。とにかくねぶたは面白かったです。2日間、思う存分満喫させてもらいました!来た甲斐がありました。

 

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