s
ムビラジャンクション 全国演奏キャラバン日記<< 7月へ 2003年8月 その1
■8月1日 長岡 私たちが演奏を始めると、初めは静かに聴いていたおじいちゃん、おばあちゃんたちが次第に音楽に乗ってくるのがはっきりとわかり、一緒に手拍子をする方までいらっしゃいます。演奏後もムビラやアフリカについて活発に質問が出るなど、まさに音楽による精神の覚醒を目の当たりにする思いでした。 中でも驚きだったのは、痴呆症による寝たきり状態が何年も続いているおばあちゃんが目を覚まし、わずかですが身体や頭を動かし始めたこと。この人は若い頃、歌や踊りの腕に覚えのあった方です。ムビラってすごい・・・! |
|
ホームの職員の方々は私たちの申し出をとても積極的に受け入れてくださいました。また、お年寄りに対する優しい眼差しや声掛けに皆さんの信念を感じました。これは私たちにとってとても大きな意味を持つ演奏となりました。 この後、長岡市にある車いす専門メーカー「オーエックス・エンジニアリング」の工場を見学に行きました。日本の車いすのリーディングカンパニーであるこの会社は、これまでの車いすの常識をくつがえすような、機能性が高く快適・丈夫で超軽量、そして斬新なデザインの車いすを製造しています。特にスポーツプレイヤー向けの製品は世界中から注目度が高く、シドニー五輪パラリンピックでは90%以上の選手がこのメーカーのものを使用していたという実績があります。
実際に座って動いてみました。その身体のラクさと機動力にびっくり!これが指1本で持ち上げられる軽さだなんて、本気で1個欲しくなってしまうほど。設計はすべて自転車の設計概念から起こされているそうで、1つ1つのパーツや全体の構造、塗装など今までの車いすのイメージをまったく超えています。ここでもプロの信念を見せていただきました。 |
|
|
|
■8月2日 長岡 ←場所取りは、まったりと |
|
長岡の大花火は、とても口では言い尽くせない迫力があります。写真では伝えられませんが、打ち上げ場所と観覧席が近いため、花火の大きさと迫り方がケタ違いなのです。見ている方はたじたじと後ずさりする感じになります。 | |
|
|
■8月4日 長岡〜村上〜瀬波温泉 温泉街でカルガモの親子が歩いてました → |
|
|
|
■8月5日 瀬波温泉〜山形〜男鹿半島 ↓温海温泉にはでっかいこけしが。 |
ずーっとこんな風景でした (海はとってもキレイ) |
今日の目的地は男鹿半島の男鹿温泉。男鹿半島を進むにつれてどんどん霧が深まり、他に走る車もいなくなり、深山に分け入っていく感じ。なんとなく「日本昔ばなし」の世界です。 |
|
←男鹿といえば・・・ |
なまはげは売ってませんでした |
ゆっくり温泉につかった後、いつものように山中にテントを張って休みました。起きてみると辺りはしっとりと朝霧が立ち込め、物音ひとつしない平和な朝。15分ほどでテントを片付け、ふと足元を見ると・・・膝から下に点々と血が噴き出してる!両足で20ヶ所以上、すごいグロテスクです。ほんの一瞬の間に、一斉にブヨに刺されてしまったのでした。足全体がむくんだように腫れ、刺された所も後から赤くふくれてとっても痒くなり、しかも痕になっていつまでも残りました・・・ |
|
ブヨの大群に襲われた後、人里に下りたら会いました。ひとりで朝の散歩してました↓ → |
<< 7月へ |
2003年8月 その1
|
|
|
|