ムビラジャンクション 全国演奏キャラバン日記
 
 
 
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20127月 その3

 

■7月10日 盛岡〜陸前高田〜気仙沼〜南三陸〜女川〜石巻
今日、盛岡から仙台への移動は震災と津波の被害にあわれた三陸海岸を通ってきました。過去のキャラバン途中に何回か寄ったことのある気仙沼はまだ復興ができておらず、未だ瓦礫の山があちこちにあり、街の復興までにはまだ時間がかかりそうです 。あと途中、都市部からの被災地ツアーで訪れている人たちも見かけました。




一本松




気仙沼の市街地跡




取り残された漁船




気仙川




大川小学校前




破壊された壁画



石巻を通っている北上川の河口にあった大川小学校は校庭に避難していた児童108名中74名と教員11人が犠牲になりました。しかし、皮肉なことに先生の指示に従わず自己判断で山に逃げた子供22人だけが助かったそうです。また、海水に浸かった山の木は枯れるそうで、校舎を飲み込むほどの津波のあとが山の斜面に残っていて絶句でした。心から亡くなった人たちの冥福を祈らずにはいられません。学校生徒によって壁にペイントされた宮沢賢治の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ〜」の壁画が空しく破壊されていて、虚無感しか残りませんでした。
  
 

■7月11日 仙台市 秋保藁の家
今日は創作カリンバ工房の千田さんからの情報で藁のブロックを積み上げて作ったギャラリーに行ってきました。場所は空気のおいしい仙台の山奥にあり、店内にはカフェも併設してありました。壁の厚さが30センチほどで、藁の上から壁土を塗ってあり、夏は涼しく、冬は暖かいそうです。




入り口




店内の様子




コーヒー豆を挽くための臼




建設途中の藁の家

カフェのメニューには自分で小さな石臼を使ってコーヒー豆を挽く臼挽きコーヒーがあり美味しかったです。挽き加減によって味が深くなったり、苦味が出てくるんですね。店主の葛西さんに藁で建築途中の家にも案内していただき、いろいろと興味深かったです。

秋保藁の家
仙台市太白区秋保町長袋字管刈山15 〒982-0243
電話:090-3757-2111
秋保夢の森H.P

  
 

 

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